木屋太、今河織物のblogです。御召や帯や日常の話を書いていきます。
青と黄の経糸より

こんにちは、宗一郎です。

前回と同じ経糸で製織した「ブーメラン」

 

この深い青色は私の好きな色でもあるので、

「青の面積が大きくなる柄を織りたいな」

と考えていました。

 

優しい曲線を探して

何本もの線を描いた時に思いついた柄です。

青が印象的な配色なので水紋を連想させますが、

異なる配色を見るとブーメランの軌跡にも思えます。

 

子供のころ、

水面に石を投げ込んで水紋が重なる時、

両方の波は打ち消しあうのか?

片方の波だけが消えるのか?

両方の波が重なるのか?

水紋の重なる場所に何かを期待していました。

お太鼓の中心も曲線が重なる青緑の部分です。

西陣あるある その1(?)

こんばんは、宗一郎です。

青と黄の経糸より「L型市松」

「可愛らしく」を意識して配色しました。

 

「道徳的に灰色ならやる」業界にはそのような人が多く、

偶然灰色だったならまだしも、

灰色とわかって行動する人間の心は「黒」と同様です。

 

家族に話せないような仕事をしていると

当然、家族も会社も業界も国も寂れていきます。

 

西陣あるある -その1-

「コピー品を作られる」

自分では感じてないんだけど人気があるのかな

夜の工場

こんばんは、宗一郎です。

昼の忙しさをクールダウンしている夜の工場の入口。

 

夜の工場は静かで少し怖いけれどなぜか優しい。

昼間とのギャップがそう感じさせるのかな。

青と黄のコンビの帯もこの中で製織されています。

今週、来週あたりに紹介したいと思います。

 

今日は営業時間終了後は

西陣御召について自宅で文章作成しています。

今回はなかなか苦労しているのですが勉強になります。

 

TOM MICHEの"GEOGRAPHY"を聴きながら

ジャンルを絞るのは難しいけれど、

ゆったりと体や心を任せるのに心地の良いリズム。

愛聴しそうな予感。

棚卸し中

こんにちは、宗一郎です。

棚卸しの様子ですが色数が多くて大変。

 

いいなと感じる色があれば、

何に使うのかはともかく、糸を染めます。

そうやって染まった糸を毎日見ていると、

ふとしたタイミングで使う機会が見つかり、

そうやって新しい配色が見つかっていきます。

 

5月、6月と人と会う機会が多く、

バタバタとしておりましたが、

明日は恒川幸太郎さんの新刊を読む予定。

「京都の人は『京都』にノスタルジーを感じない」

こんばんは、宗一郎です。

以前に少し書いた青と黄のコンビの経糸。

青が鮮やかで配色が難しい。

織りたい柄があって苦戦中です。

 

実はこのブログを書き始めて2時間、

書いたり消したりが続いているのでシンプルに纏めると

「京都の人は『京都』にノスタルジーを感じない」

例えば、普段から町屋で過ごす人は町屋に憧れていません。

 

京都という産地の特徴、御召の特徴、

をこんな角度から考えてみても面白そう。

コーディネートを考える。

こんばんは、宗一郎です。

コーディネートの様子。

 

コーディネートを勉強するときは営業終了後に

着る人の年齢や着装シーンをイメージしながら、

一反の御召の上に色々と帯をのせていきます。

コーディネートの幅を広げるだけでなく、

物づくりのきっかけになる場合もあります。

オートクチュールの魅力

こんばんは、宗一郎です。

九寸「綾花紋」の新配色。

 

イタリアで感じたことの一つは

洋服の型紙が洗練されている事でした。

初めて見るブランドでもハンガーから外して

羽織って見るとシルエットがカッコイイ。

フランスともイギリスともファッションに

求められる要素が異なるようで面白いです。

 

洋服は羽織るだけで着姿が決まるのに対して、

多くの着物はオートクチュールだけれど

単に羽織ればいいわけじゃないのも面白い。

着姿から人間性も垣間見えるのかもしれない。

ステキな着姿は品物の良さだけでなく、

着こなしやコーディネートの要素がとても大きい。

そのことを着物を着る障害っていう人もいます。

確かに障害なのも事実、

でも洋服より洗練された姿になれる可能性もある。

 

着姿の美しさについて、

着付けのプロの講座をきいてみたいと思う。

来週は営業時間終了後に

色々とコーディネートを考えます。

楽しいけれど、ぐったりと疲れるんですよ。

 

ミラノサローネ、フォーリサローネの様子

こんばんは、宗一郎です。

和装と関係がないblogですね、すみません。

 

写真上部:本会場の様子

写真左下:BVLGALI会場

写真右下:SWAROVSKIの会場

本会場は写真のように家具に特化しています。

ロイヤルブルーと黄色の組合せは好きな組み合わせで、

木屋太でも製作したことがあります。

ブルガリはインスタレーションの要素もあるけれど

新作リングの製造工程を紹介。

スワロフスキーはシンプルに新作の家具や雑貨の展示、

シンプルだけれど見やすくて好感。

 

写真左上:LOUIS VUITTON

写真右上:moooi

写真左下:MISSONI

写真右下:HERMES

 

ルイヴィトンは新製品発表だけれど展示が凝って流石。

モーイは家具好きにはとても楽しい、特に照明が面白い。

ミッソーニは完全にインスタレーションでした。

エルメスホームはブース毎に壁紙の色を変えての展示。

 

サローネ全体で家具そのものよりインスタレーションへ

話題や興味が移っている印象でした。

インスタレーションと新製品発表の両立は難しそうで

参加企業が減っていきそうな予感がします。

 

先進国の消費傾向として物より体験に

シフトしている事を強く感じます。

 

和装業界はどうするのか?

着物レンタルはまさに体験型ビジネスで時流です。

ネズミ耳帽子に従来の帽子メーカーが意見しないのと同様、

レンタル着物と従来の和装メーカーの役割は異なります。

そこに活路を見出す話は流通、小売店の話であって

メーカーには無理やりな理屈しか耳にしません。

 

物の質を落とすと再び向上させる事は不可能、

もしくは相当な時間と労力を必要とします。

何かしらミラノにヒントがあればいいなぁ。

 

今夜はPrinceが歌うオリジナルバージョンの

Nothing compares 2 U”を聴きながら。

発売予定らしい、ファンだから買っちゃうけれど。

f deluxeバージョンがドラマチックで涙もの。

またビルボードカフェに来てくれないかな。

(ライブ…これも体験型の消費ですね)

スカラ座にて

こんばんは、宗一郎です。

ミラノで訪れたスカラ座。

 

スカラ座へ着物で訪れたのは4人になりました。女性陣二人は他来場者からの粋な計らいで前列の見やすい席へ移動させていただきました。演者と観客で舞台の空気が熱を帯びていく、そんな様子を見ることができました。

幕間の休憩時間には女性陣は着物姿を「bellissima(ベリッシマ=美しい)」と声をかけていただき、一緒に写真を撮ったりとドレスアップする現場に着物姿が予想以上に好印象で受け入れられたのは嬉しかったです。

 

治安の問題もあり、着姿での地下鉄乗車は避けました。

ホテルからスカラ座もタクシーで往復になり、

自分たちの展示会場以外で着物を着る機会が

スカラ座、ルイヴィトンの会場等になってしまいました。

訪れた会場の紹介はGW中に書きたいと思います。

ミラノから戻りました。

こんばんは、宗一郎です。

ミラノでの展示の様子。

 

ミラノでは色々と見て廻りました。

本会場以外にも

エルメス、ルイヴィトン、ブルガリ、

ミッソーニ、スワロフスキー、モーイ、

ハイテク系でもソニーやパナソニック。

 

ルイヴィトンの展示はアイテムの紹介として優れており、

家具メーカーのモーイは期間中の入場者数が非常に多く、

パナソニックはベストテクノロジー賞を受賞、

いずれも見応えがありました。

廻れなかった会場も多くあり、

ミラノのイベントというだけでなく、

イタリアが国を挙げて力を入れている

イベントの一つであることを強く感じさせられました。

 

ちなみに本会場での展示会のことを「ミラノサローネ」

それ以外の会場展示の総称を

「フォーリサローネ」というらしいです。

 

着物でオペラ鑑賞もしたのでまた紹介します。