木屋太、今河織物のblogです。御召や帯や日常の話を書いていきます。
ミラノサローネ参加で留守に致します

こんにちは、宗一郎です。

ミラノで会場になるHands On Design様の招待状。

 

ミラノサローネは世界最大の家具発表会で

期間中は本会場だけでなく

街のギャラリーも展示場になります。

写真は会場になるHands On Design様の招待状になります。

 

「何を展示するのか…古典?モダン?」

参加が決まってから悩んでましたが、

弊社らしいアイテムで提案していこうと思います。

 

4/14〜4/24まで留守にしております。

帰国後、犬馬の如く働きますので

関係者様ご理解のほどよろしくお願いします。

コート地「唐花献上紋」

こんにちは、宗一郎です。

先日の経糸で製織したコート、羽織生地。

 

こちらの柄は正倉院の文様になります。

「時間があれば正倉院の御物を何度も見直したらいい」

仕事を始めたころに父に教わり、

それから何度も見てきました。

 

正倉院には中国やペルシャの物も多く蔵されています。

海外のデザインへの興味も正倉院からかもしれません。

コート地の経糸

こんにちは、宗一郎です。

ミラノサローネ用に準備している経糸。

 

この経糸、普段和装では

コート・羽織生地として製作しています。

写真よりも深い色の織物になります。

帯の織組織と異なり、裏に糸を浮かさず柄を織るので

単衣で仕立てができる生地になります。

 

はやく出来上がってこないかな。

 

新しい物づくりが必要

こんばんは、宗一郎です。

袋帯「拓本紋」、金銀糸を使用しています。

 

懐かしい柄ですが、配色を現代の感覚にまとめました。こちらの柄は下書きを砂子でなぞっています。(下書きを点描で書き直した…の方が分かり易いかな)ボカシのような柔らかさは紋織りによる演出です。紋屋さんは一点ずつ彫ることになるので時間のかかる仕事になります。

 

日本人の大勢が着物姿だった時代に織屋は職人さん出身ということが多く、一介の職人さんがいきなりセンスの良いデザインを作れる事はなく、そのセンスは優秀な小売店→問屋→織屋へと指導されてきました。私が入社した頃にはセンスや細かい仕事を評価なさる問屋さんが少しいらっしゃいました。そういう問屋さんには不安と期待で緊張しながら製品を出したものでした。

 

ユーザーの感覚よりも遅れたものを提供することは業界の縮小と消滅に繋がります。個人差はあってもユーザーは時間経過と共に飽きていきます。現状維持は飽きられていくことです。弊社が「新しい」に挑戦する理由の一つです。(私が一番飽きっぽいとも思うのですが)

久しぶりの休日には早起きして映画を

こんばんは、宗一郎です。

未体験ゾーンの映画たち2018より「フューリアス」

 

久しぶりのシネ・リーブル梅田。

CUBE以来だろうか?それなら20年近く前?

本日観たのはロシア「フューリアス-双剣の戦士-」

モンゴル帝国とたたかった戦士のお話。

寒い国の熱い男の戦い。ロシア版「300」といった感じ。

 

私が見たかった理由は

ロシア版ソードアクションはどうなるのか?

その部分には新たな演出は感じなかったけれど、

雪の降る青みがかった画面での戦闘シーンは独特。

見たことのない物を見るのはすごく楽しい。

 

「未体験ゾーンの映画たち」は

全国ロードショーされる映画ではないけれど

世界各国で評判の良かった映画を見ることができます。

売れる映画を配給するのか?

人に紹介したい映画を配給するのか?

共有できる体験としてはマニアックですが、

後者が観たければおすすめです。

今年は後1週間で終わりますが、

まだ何作か見れるのでチェックしてみてください。

 

今宵の音楽はMONKEY HOUSE "HEADQUARTERS"

STEELY DANフォロワーの一組。

DONALD FAGENの声も含めてSTEELY DANなんだな。

かっこいいんだけどやっぱり本家が好き?!

 

 

やさしい気持ちで

こんばんは、宗一郎です。

フクレ織袋帯「うろこ」

 

モダンだけど抑えのきいた配色でまとまりました。

今回は使う色を一色決めると口に出すよりも速く

二色目三色目と全体のイメージが浮かびました。

こういう時には昨年末にロンドンに住む叔母が

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「いい物ができても、自然の中であなたが見てきたものが

あなたというフィルターを通して表れたのだから

感謝の気持ちを忘れちゃだめだよ」

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と言ってくれたのを思い出します。

 

私自身は音楽を聴いていて

反骨心のようなネガティブな想いで作られた曲より

ポジティブな想いで作られた曲の方が

長い年月、愛聴していることに気づきました。

弊社のように新しい挑戦をしていると

ネガティブな想いで作ることも過去にありましたが

音楽がそれを教えてくれてからは、

ネガティブな要素よりも

「手に入れてくださった方が嬉しくなりますように」

この想いを大事に物づくりをするようになりました。

 

西陣の織元7社のグループ「西陣織アンソロジー」は

4月、イタリアで行われるミラノサローネに参加予定です。

弊社としては単純に日本の伝統としてでなく

デザインされたテキスタイルとして見てもらえたらいいな。

 

今夜はsuperflyの"やさしい気持ちで"を聴きたいな

御召絵羽「ロゴデザイン」より

こんにちは宗一郎です。

御召絵羽「ロゴデザイン」より

 

紋織りの角通し風の地紋に

裾の部分に5cm程度のフクレ織で文様がはいっています。

 

このロゴデザインという柄、

ヨーロッパの「フルールドリス」という文様を

モチーフに作りました。

LVのモノグラムが正倉院文様をモチーフとしたように、

今度は逆にヨーロッパの文様をモチーフにするというのは

刺激的で楽しい柄作りの時間でした。

コバルトブルーの御召(反物)

 

こんにちは、宗一郎です。

コバルトブルーの御召「流水縞」

 

写真では色が潰れてしまうけれど満足の出来映え。

次はボルドーレッドか新緑あたりを秋冬に作ろうか。

あわせた帯は「カラーストライプ」

 

この御召、コーディネートはしやすい。

カジュアルの帯でもフォーマルの帯でも。

箔の無地もカッコイイだろうな。

こういうアイテムはチープになりがちだけれど、

上質に仕上がりました。

あとは着る勇気(笑)

お洒落を楽しむには程度の差こそあれ勇気が伴う。

 

アーチ紋(オレンジ)

こんにちは、宗一郎です。

風通袋帯「アーチ紋」

 

このオレンジは今まで製作したオレンジやレンガの中で

最も綺麗で透明感を持たせようと考えていました。

オレンジを引き立たせるために

地色のベージュは従来より少し重く朱系に寄せました。

鮮やかなオレンジに目が行きがちですが、

それを活かす他の色も注意深く作られています。

 

このアーチ紋ですが、

腹に出たときの柄のインパクトもなかなか秀逸。

楽しんで使っていただけるんじゃないかな。

 

この2月は西陣の織屋さんと話す機会が多く、

聞くことも勿論、話すことで改めて気づかされます。

皆様、有難うございました。

西陣御召の列品解説をさせていただきました。

こんにちは、宗一郎です。

先日行われた西陣織展、場内での撮影は禁止です。

 

色々と役をさせていただいていることもあり、

西陣御召の列品解説をさせていただきました。

他社製品を語るのは難しく拙い解説になりましたが

お付き合いいただいた方、本当に有難うございました。

2月のイレギュラーなお仕事はこれにて一段落。

 

しばらくはじっくりと会社に籠る予定です。